目かくしゲーム
これから紹介するのは、子供たちの想像力をかきたてるゲームです。
目かくしは、私たちの先入観をとりのぞき、まわりをとりまく世界をすなおに見せてくれます。
私たちは「視覚」を一番のたよりとして生きています。
その「視覚」をとりのぞくと、ふだん使うことの少ない聴覚や触覚、嗅覚などがよみがえってくるのです。
自分の耳や指先、鼻などを通じた感覚がとぎすまされ、目を開いていた時の心のモヤがすっと晴れるような気持ちになることでしょう。
初めて目かくしゲームをした時のことを私ははっきりと覚えています。
小川への小道をくだり、膝まで水の中に入ると、まわりにはしぶきがあがり、水が勢いよく流れているのがわかりました。
「流れに身をまかせて浮かんでごらん」とうながされて、私はためしてみることにしました。
最初はおそるおそる水の中に入っていったのでしたが、すぐに緊張がとれて、流れにただようことができるようになりました。
私の耳もとにはジャブジャブ、ゴーゴーという水の音や、ゴポゴポという泡の音がすばらしい音楽となって伝わってきて、もう、うれしくてたまりませんでした。
水の流れがこんなにすてきなものだったと、私はこの時初めて知ったのでした。


