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2010年06月 アーカイブ

ロールプレイ その2

ためしに動物でも草でも木でも、または岩や山でも、何でもいいですから自分の好きなものを選んでそれになりきってみましょう。

まず、体を使ってそれらしくまねしてみます。

次に、目をつぶってその生きものになったと想像してみましょう。

その時どんな動きをしたらよいでしょうか?

どんな気持ちになっているでしょうか?

あなたはキツネです。

真綿のようにやわらかな雪の上をかけまわると、その冷たさが足の裏にじんじんと伝わってきます。

厚い毛皮はあなたを氷のような冷たい風から守ってくれますが、食べものはどこにも見つからず空っぽのお腹はグルグル鳴っています。

ネズミが雪の中をちょこちょこと走りまわるのを見たあなたは、少し歩いては立ち止まり、凍った草の中に鼻をつっこんで、ネズミをつかまえようとすることでしょう。

身も心もすっかりその生きものになりきってしまったならば、それだけその特徴や感情がよくわかるようになります。

言いかえれば、その対象に集中すれば集中するほど、一体感と共感をともなって自然を理解することができるということです。

ロールプレイ その3

初めてこのゲームをやろうとする人にとっては、タンポポの種子や風に揺れる木は最も扱いやすい題材でしょう。

ヘビやナメクジのようにゆっくりと動きまわる動物にもなってみましょう。

また、たとえばブナの木の一生を演じてみるとします。

まず地面に落ちた種子が成長してそのうちに力強い大木となり、やがて枯れて倒れ、もとの土へもどります。

ブナの木の一生も、わずか1、2分で演じられるはずです。

ロールプレイは、何人かでいっしょに行うこともできます。

まわりの人たちみんながやっているのですから恥ずかしがらずにできるでしょう。

ロールプレイに自信がつき、十分集中できるようになったら、もっと複雑な題材に取り組みましょう。

コガモの群れが、湿原のアシ原の上にさしかかり、右へ左ヘカーブしたり、上へ向かって旋回したり、自由自在に飛びまわっています。

1羽1羽がリーダーに従い、まるで群れ全体が1羽の鳥のような動きをしています。

それでは、最後に、なめらかな水面の上に静かに着水してごらんなさい。

次は気分をかえてみましょう。

ある川にダムをつくるべきかどうかについて公聴会が開かれています。

それぞれの立場を代表する発言者がやってきました。

農民、猟師、サケ、マス、シカ、ヤマナラシの木、アメンボ、カワセミ、蚊などの他、このダムで影響を受けるあらゆる生きものたちです。

ロールプレイでは、やり方の上手下手を批評するのではなく、参加者ひとりひとりが自分のペースでその題材に取り組むことができるような雰囲気をつくることが大切です。

他の人とくらべられたり、競争させられたりする恐れのないように注意してください。

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