【アダム氏とマダム】
両親と友人夫婦を家に招いてのディナーの日に、夫のアダム(スペンサー・トレーシー)が、帽子の箱を下げて帰ってきます。
それは愛する妻への贈り物だ。
けれども妻のアマンダ(キャサリン・ヘプバーン)は服を着替えるのに慌ただしくて、気づいてくれない。
それどころか、「4分で支度してちょうだいよ」と急かされてしまいます。
「4分で支度しろだって」と言いながらベッドルームに行き、妻に箱を差し出そうとするが、今度は彼女はバスルームに行ってしまいます。
しかたがないので、アダムはベッドルームの中央に椅子を置いて、箱から帽子を出して、置いておきます。
そうしてやっと気づいた彼女は、微笑みを浮かべる。
「これは?」
「世界一の帽子だ。君に相応しい」
「これなら遅い帰宅も大歓迎だわ。いつかあなたの銅像が建つわ」
帽子はレース地に花をあしらった可愛いもの。
そうして彼女は帽子を被るのです。
「どう?」「ステキだよ」アダムとアマンダ。
夫は検事補で妻は弁護士。
仲のいい夫婦だが、やっかいな事件を担当することになりました。
こともあろうに、浮気をした夫を銃で撃ち、殺人未遂に問われた妻をアマンダが、撃たれた側の夫をアダムが、それぞれ弁護することになったのです。
おかげで夫婦仲も、険悪になっていってしまいます。
弁護はアマンダの勝利で、とうとう夫婦は決裂寸前までになります。
ところが税理士と二人の財産の分割を話しあううちに、やはり二人はお互い必要だと分かり、仲直りする。
そのときにアマンダが、彼を待つベッドで、彼のいないうちにこっそりと鞄から出して被るのが、彼から贈られたレースの帽子なのです。
さて、これはプロジェクター レンタルしてもう一度観るべきだ。